皆さん、こんにちは。キャリアコンサルタントの水越でございます。
マネトラガールの【Jobちぇん★】にて、プロアンサーをしております。
プロローグとシリーズはコチラから。
今回のテーマは「タイムマネジメント術」です。
目次
平等に与えられた24時間をどのように過ごしているのか
皆さんは24時間どのように過ごしていますか?
プロローグにも書きましたが、世の中偉い人も有名人も私のような凡人にも、平等に与えられているのが時間だと思います。
同じ24時間どう使うかその人次第ですね。
「忙しいから無理」とやりたいことを諦めている方がいたら、ぜひ取り組んでほしいのが、タイムマネジメントです。
タイムマネジメントの初歩として、手軽に始められる方法をお伝えしていきます。
まずは24時間、どのように過ごしているか書き出してみてください。
箇条書きでもいいですし、円グラフにしてみてもいいでしょう。
可視化してみてどうでしょうか。どこか工夫できる時間はないですか?
もしくは、逆算思考で、そのやりたいことを実現するために、減らせることはないでしょうか?
もういっぱいいっぱいだし……なんて最初から諦めないでください。
大丈夫、きっと見つかるはずです。
自分で意識して「時間」を客観的に俯瞰(ふかん)して見てください。
何も考えずにスマホやTVを見ている時間等、何となく日常的にやっていることや必要以上に時間を取りすぎている部分があると思います。
常に時間に追われている……!隙間時間がないスケジュールはライフスタイル改善の余地あり!
見つかったあなたに、少し、私の失敗も紹介しておきたいと思います。
今までにも少し私の経験をご紹介してきましたが、現在は個人事業主として仕事をしております。
失敗した当時の役割としては、子どもが2人いて、親としての役割もかなり占めている状況です。
市民としての役割としてはPTAや地域の生涯学習活動もありました。
もちろん、職業人や学生の役割もありました。
すべてをこなすために、スケジュールを細かく立てて仕事から帰ってきたら座ることなく、すぐに家事にとりかかるといったような……隙間時間もびっしり予定が入っている、そんな真っ黒なスケジュールでした。
今考えると当たり前だと思いますが、それを続ける中で心身ともに疲れ果ててしまったのです。それができる方も、もっと大変な方もいると思います。
でも、私はもともと性格的にのんびりしているタイプで……
それまでの仕事がONとOFFがはっきりした仕事だったこともあり、OFFのときにはのんびり過ごす時間というものがありました。
それが個人事業主という働き方に変わったため、どこからがONでOFFなのか不明確になり、常に家事と仕事をしているON状態になってしまったのです(家が仕事場になるため)。
それが原因で、自分の親としての役割を責めたり、妻としての役割に納得がいかなかったりと辛い思いをしました。
そして「このままではいけない。自分のためにもよくないし誰のためにもならない」と思い、ある行動に出たのです。
忙しいからこそ「自分らしくいるための時間」を持つこと
第1回で少し書きましたが、働き方を見直すタイミングでタイムスケジュールも修正しました。
どのように修正したかというと「自分時間を持つ」ということを目標に修正しました。
自分時間とはどんな時間かというと、「ぼーっとする時間」を取り入れたのです。
そんな時間と思う人もいるかもしれません。
でも、自分らしくいるために私にとってその「ぼーっとする時間」は必要不可欠な時間だと気がついたのです。
家族がまだ寝ている朝4時に起きて、30分コーヒー飲みながら静かな時間をぼんやり楽しむ時間を入れました。それを話すと、そんなことのためにそんなに早く起きるの?とびっくりされたり、あきれられることもあります。
でも私にとっては自分らしさを取り戻す大切時間、そして何のためでもない時間を過ごすというご褒美タイムでもあるのです。
そのためには早く寝ないといけないので、まず仕事は22時までとし、23時には寝るように時間を決めました。
そうすることで、夕食作りに使う時間も必然的に短くなりました。
どうしたら時短できるか考えてママ友に聞いてみると「朝作っている」という意見がありました。「なるほど、それだ!」と思ってさっそく朝に夕食の下地を済ませることにしました。
家にいて子どもが勉強している時間は、私も一緒に仕事をする時間にあてました。
仕事時間が減ったことで、前に比べて生産性は上がったように感じます。
そうすることで、自分にあったタイムスケジュールを組むことができ、続けることが可能となりました。
「自分にあった時間の使い方とは何か」を考えることが、働き方やタイムマネジメントを変える成功の秘訣だと思います。
自分への労りこそが、ライフワークバランスとライフスタイルを整えるカギ
タイムマネジメントは、まず自分時間の確保、自分を労わることを忘れていないかどうかの確認でもあります。
少しでいいので自分へのご褒美時間を入れてみてください。
半信半疑でもいいです。
・自分がホッと一息つける時間
・リラックスできる時間
・何もしなくていい時間
・好きなことをする時間
・何の役割も持たない時間
そんな時間をあなたの24時間のなかに取り入れてください。
きっと、自分にとってのオリジナルタイムマネジメントになると思います。
失敗から学ぶということで私の失敗例をご紹介させていただきましたが、タイムスケジュールができたらそれを実行できるように、今度は「目に入る」ようにしましょう。
私は冷蔵庫に貼ったり、スケジュール帳に挟んで目にするようにしています。
可視化というのは侮れないもので、視界に入れることで頭の中が整理されたり、取り組むべきことが明確になってブレることなく進めていけるようになります。
こちらはタイムマネジメント以外にも使えるので、アナログな方法とは思わずにあらゆることに「可視化」を活用してほしいと思います。
タイムマネジメントは柔軟に変化させていこう
今では子どもたちも成長し、私の仕事ができる時間も増えました。
私が書き出したスケジュールを見て、子どもながらに協力してくれたりしています。
ただ、2年前からは上の子のお弁当作りが入ったので私のタイムスケジュールは少し変化しています。
自分の状況が変わればそれに併せてタイムマネジメントも新しく見直したり、常にブラッシュアップしていくことも大切ですね。
私は、自分の時間を管理することで、趣味のグルーデコの講師資格を取ることができました。
取りたいなと思ってから2年くらいかかりました。すぐに実現できることできないことあるかもしれませんが、諦めずに思い続けることも大切なのかもしれないですね。
現在も少しずつ時間を見つけて作品作りをしています。
もちろん、私の朝のご褒美タイムは今でも大切にしています。
皆さんもご褒美タイムをぜひ取り入れて、あなただけの素敵な24時間をお過ごしください。
いったんコラムはこちらで終了となりますが、Jobちぇん★のお仕事相談室の方でも、引き続き皆様のお悩みを解決していくためのアドバイスなどをお伝えしていければと思います。
お悩み相談室開設の際は、「メンタルヘルスの知識」についてお話しできればと思っております。
ストレスがたまってどうにかしたいと思っている方、よかったらぜひ、お仕事相談室にてお読みいただけたら嬉しいです。
国家資格キャリアコンサルタント。
大学卒業後、機会メーカーにて事務職として勤務。 その後、日系航空会社、外資系航空会社の国際線客室乗務員として16年間従事。
退職後、キャリアコンサルタント資格を取得し、教育機関での講義・セミナー、企業研修等講師業務、専門学校、大学、就労支援組織、企業領域等でのキャリアコンサルティング業務など、幅広い視点で人財育成に携わっている。
キャリアコンサルタントの経験を活かし、夢を持つ働く女性の背中を押すコンテンツ「Jobちぇん★」にてプロアンサーとして活躍中!
【資格】キャリアコンサルティング2級技能士 /アンガーマネジメントファシリテーター/アンガーマネジメントパワハラ防止アドバイザー/サービス接遇検定1級